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花とフラスタ-店長日記-
札幌で、花と陶芸のお店をしています。そんな店長のブログです。 お店のお花や自作の陶芸などの御紹介。お店の日常などを、つらつらと。
梅

明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

「梅開早春」・・・梅の花が開いて早春がくるというように、特に厳しい寒さが続く北海道の季節の中で気品あふれる花を咲かせる梅。
今回はお正月にちなんで「梅」を描いてみました。

 花を描きます。
正面向き・後ろ向き・上向き・下向き・五分咲き・つぼみなど、よく見ると花一輪の表情がこんなにも沢山あることに驚きました。
花弁は軽く絞った淡墨で筆を立て、平たい円を描くようにスーと力を抜きます。
まるく描くと桃の花のようになりますので注意しましょう。
濃墨で扇状に花しんを書き、先の所どころ点を入れ、ガクを太めに2?3点打ち込みます。

 幹を描きます。
淡墨を筆全体に含ませ、穂先がバサッとなるほど軽く水分を絞り渇筆にします。
もう一度、穂先の三分の一ほど濃墨をつけ、皿の上で馴染ませます。
逆筆法で筆先を前方に向け打ち込み、筆を倒して側筆法で下へ運筆します。
幹が太くなるように、筆圧をかけ穂の腹で紙をさするようにするとよいでしょう。

梅の枝らしく描けたでしょうか。
花がとても小さく沢山あり、剪定された幹のゴツゴツ感を表現するのに苦労しました。
今回は水墨画用の紙を使いましたが、やはり水分が多いのかスキャナに通すと、どうしても紙のシワがバックに放射線状に出てきます。
仕方なくこのバック部分だけ削除すると綺麗に仕上がりました。

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