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花とフラスタ-店長日記-
札幌で、花と陶芸のお店をしています。そんな店長のブログです。 お店のお花や自作の陶芸などの御紹介。お店の日常などを、つらつらと。
月のしずく
月のしずく


第35回公募「北海道陶芸展」が7月19日から札幌の市民ギャラリ?で行われました。

出展した作品をご紹介します。

照明 「月のしずく」

穴釜用の土で円筒形を形成、羽根をつけ、前後、2箇所に月型状の切込みをいれました。
切り込みの周りに信楽土のどべでラインを描き、素焼きのあと、釉薬をかけず、そのまま穴釜に
て焼き上げました。
穴釜で焼くのは今回が初めてだったので、焼き上がりに感動しました。
灯油窯や登り窯とはまったく違い、釉薬をかけていないにもかかわらず、色・つやが素晴らしく
表現されました。

はじめ、花器をつくるべく、粘土を練り、思いつくまま成形しました。窯にはいり、
焼きあがった時、周りの方々から「照明としてもいいよね。」との声もありました。
羽根を下にして、横置きにすると又、違った面白さが・・・。
又、置物として・・・焼きあがってみて、色々な楽しみ方があるように思いました。

変形花器としてお花を生けてみましょう。
花は長短をつけ、短く、2輪?3輪くらいを、月型の切り込みにさします。
葉を根元に添えて、シンプルに活けてみましょう。

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縄文、弥生など土器の時代は「野焼き」と呼ばれ、地面に穴をほり、底に器を置き上から草木を
かぶせて焼くという簡単なものでした。
まるで焼き芋のようですね。

それが奈良時代の頃から、傾斜地を掘って天井を作り穴の床に器を置く「穴釜」で、土器より丈
夫な器を焼くようになりました。
それが発達して、傾斜地に沿って、いくつもの焼成室を持つ「登り窯」で大量に陶磁器が焼かれ
るようになりました。
燃料には火力の強い松の木が使われ、火の調節管理が難しく何日も寝ずの番をする必要があり、
そうした努力の結晶で、素晴らしい陶芸品が作られるようになったのです。
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